紙と皿のあいだ

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キューポッシュボディ用の甚平を自作する

kamanobe.hatenablog.com
ねんどろいど勝生勇利のエロス衣装がデフォルトの前髪下ろしとあまりマッチしていないように感じるため、可動式のボディにすげ替えて、布の服を着せることにしました。

ねんどろいどヘッドに使える可動ボディはいろいろある*1んですが、オビツ11は入手難が続き、ネット販売はほぼプレミア価格が付いているのでそれは買いたくない。だってあれ体感的にドルショのパラボブースで千円くらいじゃないですか転売ヤダー!

ということで、旧ヘッドならほぼ無加工で使えるキューポッシュボディにしました。この間の秋葉オフの時、アゾンで買った。現行のヘッドは加工しなきゃ使えないんだけどな。

加工といってもボディ側とヘッド側のジョイントを引っこ抜き、パーツをふたつに分割してから、各片方ずつを合体させ戻すだけです。
熱湯に浸けながら作業すれば楽勝。道具は引っこ抜き用のペンチと分割用にカッターだけでいけます。



これはキューポッシュボディ+キューポッシュ公式の黒猫パーカーセットを着せた状態。手持ちのビールジョッキはドールショウで以前買っていた個人ディーラーのものです。

これはこれで可愛いんだけど、キャラ的に勝生はこんな服は着ないわな……ということで、自作することにしました。

服装は、和服なら左右対称の直線構成だから楽だろ、原作でもコーチが館内着に着てるし、と安直に甚平を選択。


型紙もちょーてきとーに作りました。
手順としては、

  1. 紙の上にボディを置き、紙に、首&股下/ウェスト/腰/肩/手首、の各位置にしるしを付ける
  2. 甚平の構造を確認しながら、型紙に開いていく。体の厚みがあるので横は太めに
  3. ボディを乗せてサイズ感の確認をする
  4. トレーシングペーパーに写す。*2

というラフさで原型すら作っていません。
線もどうせ写したり切ったり折ったりしている間に歪むので定規つかわない。



作業風景です。


ピュアニーモの甚平*3を持っていたので参考にしました。
ドール服は人間の服をそのまま縮小して作ればいいというものでもなく、省略のテクニックというようなものが求められます。(自分にできるとは言っていない)


はい。
襟パーツは完全に直線で計るだけで作れるので型紙はない。


↑布に切り抜くパーツの形を転写した。布の糸目を無視して斜めになってるのは本当ダメです。
直線だからロータリーカッターで一発や!とトライしてみましたが、無理だったので無難に鋏で処理しました。


カットした後、ほつれ止めの糊(ピケ)を付けている。
最終的に縫い代を2mmまでカットする予定なので、広めの帯状に付けています。このままだと下の段ボールと癒着するので剥がしましょう。

KAWAGUCHI ピケ ほつれ止め 33ml 11-240

KAWAGUCHI ピケ ほつれ止め 33ml 11-240

必須アイテムです。


この後は特に写真を撮っていないのでいきなり完成ですが、縫う順番だけ記しておきます。ドール服を作ったことがあるなら普通の順番通りに縫えばいいよ。

  1. 袖口
  2. 前身頃の裾
  3. 左右の後ろ身頃を合わせる
  4. 後ろ身頃の裾
  5. 肩口をつまむ
  6. 襟を身頃に付ける
  7. 袖を身頃に付ける
  8. (裏返した状態で)袖を筒にする
  9. 身頃の脇


ボトムは以下の順番で作りましたが、これは改善の余地がある。

  1. 股下
  2. ウェスト
  3. 中央で合わせる
  4. ウェストを調節


わかんないんですけど!という人は関口さんと荒木さんのドールソーイングブックを何冊かを読んで作ってみれば、なんとなくわかるかと思います。

はじめてのドール・コーディネイト・レシピ -お人形服作りの基本とコツ- (Dolly*Dolly Books)

はじめてのドール・コーディネイト・レシピ -お人形服作りの基本とコツ- (Dolly*Dolly Books)

すべてはここから始まる。

ドールソーイングBOOK 型紙の教科書  -スカート・パンツ-

ドールソーイングBOOK 型紙の教科書 -スカート・パンツ-

ドリバドで連載している荒木さんの型紙コラムマンガをまとめた本。

↑サイズ的にはこれが一番近いのかな。これだけ持ってない。



https://www.instagram.com/p/BXRVOlAFnqP/
じゃん。

スナップボタンが見つからなかったのでマスキングテープで止めていたり、ヒモを付けていなかったりで未完成といえば未完成ですが、形はそれっぽいし、一応着られているので試作として完成ということにしておきます。


いくつかの問題、あるいは改善点がある。(但し、不細工な出来であることは見過ごすこととする)

  1. 上着の丈はもっと長い方がいい
  2. 上着の裾幅ももっと広い方がいい
  3. 肩のつまみがほとんど見えないので無くして、その分肩幅を狭くした方がいいのでは?
  4. 目立つ場所から縫い始めるので下手が目立つ
  5. ボトムの裾はもっと太い方がいい
  6. ゴムウェストを採用したい
  7. 襟はもう少し細く、二つ折りにしたい
  8. 首元ももう少し開けた方がいいかもしれない
  9. 次はミシン使うかな〜〜〜


学びとしては「縫い代の角は積極的に大カット、ほつれや形崩れはボンドでまとめる」「糸止めが目立つのもボンドでまとめる」です。


クロバー手芸ボンド<強力タイプ・ミニ>

クロバー手芸ボンド<強力タイプ・ミニ>

ボンドはなんでもいいと思いますが、手芸用が変色の可能性が低くて安心。
あと絶対にノズルの先っぽが細いやつがいいです。
どうせ最終的には指で塗って押さえることになるんですが、先が細いやつだと指の出番が最小限ですみます。

生まれた時からクローバーなので、迷う前から大抵の裁縫道具はクロバーと決めてるんですが、よくネットに上がってるドール系ハンドメイドの記事で「裁縫道具は百均で十分」ってあるじゃないですか。
あれ、一理はあるんですけど針と糸だけは百均のものは使わない方がいいです。
大事なことなので太字にしておきます。百均の針はマジでただの針金、布をダメにするだけなので使わない方がいい。マジで。
別に電車に乗って隣町の手芸屋まで行けというわけではなく、駅前のスーパーのソーイングセットでも十分なのでそこで買いましょう。小学校から使っている錆びたソーイングセットや百均の針を使っていた後だと、驚くくらいスイスイ縫えるよ。……本当に驚く……。

逆に布などは百均で十分です。下着類などはめっちゃ薄いので、ドール服に活用しているという声をよく聞きます。
ちなみに今回はこんなこともあろうかと取っておいた父親の着古したシャツを使いました。

こちらからは以上です。

追記

検索したら2017年夏ナウ!コトブキヤから限定品で甚平の販売がされている模様。
コトブキヤショップの限定販売だそうです。
www.kotobukiya.co.jp



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*1:確か「ねんどろいどオープンソースなので」って理由があったはずなんだけど、そのソースにたどり着けない。

*2:左右は反転して使うので片側だけでよい

*3:個人ディーラー品