紙と皿のあいだ

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kindle版を買ったよ。&「女子高生店長のコンビニは楽しくない」感想

ガガガ文庫 女子高生店長のコンビニは楽しくない(イラスト完全版)

ガガガ文庫 女子高生店長のコンビニは楽しくない(イラスト完全版)


女装子が主人公ということで購入。読了済み。
1巻はぶっちゃけクオリティは下の上〜中の下って感じでTGファン以外には全くオススメできず、また焦点はTGじゃないのでジャンル者的にも微妙な出来だったんだけど、2巻は担当番ヒロイン(20才DQN彼氏いない歴=年齢)とそれのストーカー男(33才彼女いない歴略)のモラトリアムっぷりがしみじみと共感できる感じで悪くなかったです。
あと、やはり業種もののラノベは、その業界の「ならでは」が必要だと思うのだけれど、それが2巻でやっと出てきた感。1巻の「とりあえず流れとして挿入してみましたイベント」はひどい。
やはり、「こんなコンビニねーよ!(でもあったらいいのに)」と夢を見させないとダメだと思う。その点でまだこのコンビニは存在するとしても行きたくない不良店舗すぎてなんだかなー。
この設定の場合、主人公を女装させてまでの男性排除が功を成しているのかよく分からない。ただ、女装していると「有能だけど変態で、尊敬できる性格をした、人生の先輩である男性キャラ(ラストで引退して後を主人公に任す)」みたいなマッチョとは関係を結べないので(先輩も女装子でない限り)、このままゆるふわダルダル女子ワールドで行くのかな。それも悪くないけど。
などといいつつ、2巻で下着売り場に乗り込んだ主人公にhshsして続刊をワンクリ購入してしまったので、3巻でも女装に精を出す主人公のプロローグが試し読みできたら買ってしまいそうです。



日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

復刊と値引きで買い積み。
「日の名残」なんて図書館で読めば十分のような気もするのだが、それはそれ。