紙と皿のあいだ

本の感想とドールや猫の写真とか

福音の少年

福音の少年―魔法使いの弟子 (徳間デュアル文庫)

福音の少年―魔法使いの弟子 (徳間デュアル文庫)


福音の少年 Good News Boy―闇の王子 (徳間デュアル文庫)

福音の少年 Good News Boy―闇の王子 (徳間デュアル文庫)

元ネタは「錬金術師ゲンドウ」というタイトルでweb連載されていた、エヴァンゲリオンの二次創作小説。
今でもネットで全編読めますが、デュアル文庫版はかなり大幅に加筆修正されてますね。この2巻でweb連載分のネタは尽きてしまったので、この後の展開はオリジナルになる模様。
約百年前に悪魔(と思われる存在)と契約したことにより、人間の魔力が宿った世界。魔法使いや吸血鬼などが人間に溶け込んで生活している。
そんな中、公認錬金術師として生計を立てているゲンドウが息子の誕生日に女の子のホムンクルスを作成したところから、物語が始まる。
Web版はLRSっぽい終わり方みたいだけど、書籍版はアスカエリカがメインヒロインになるのかな?レイアナは出しゃばると嫌われるタイプのキャラクターなので、うまく使って欲しいところではある。
エリカちゃんは実にいい師匠で、ライトなアスカとしてかなり萌えます。

加地尚武のThe House of Stories
福音の少年 〜Good News Boy〜 - Wikipedia


ひとまず、2巻まで読んだという記録だけ。
シンジ恵の才能が開花したところで物語が終わっているので、今後はハリポタ的な舞台変更があるのか、それともこのまま学園エヴァとして人間関係を回収するのか。
恵きゅんは少年らしいところが本当にかわいい。彼と御厨一家の描写が厚いところが、この作品をクレしんみたいな家族物ジュブナイルとして成り立たせているように感じる。
そこらへん、デュアル文庫という版元から再出発したという選択はかなり当たっていると思うんだよね。今時のラノベとはちょっとノリが違う。


新品で読む主義なら電子書籍版も出ています。
福音の少年 魔法使いの弟子: 紀伊國屋書店BookWeb (作者名で検索)


加地尚武のThe House of Stories
本編の後日談もweb公開しているらしい。後で読むかもメモ。