紙と皿のあいだ

本の感想とドールや猫の写真とか

もっと! vol.2

エレガンスイブ 2013年5/1号 増刊 (もっと! vol.2)

エレガンスイブ 2013年5/1号 増刊 (もっと! vol.2)

漫画雑誌。
事前情報から連載陣の豪華さに気を引かれてはいたのだけれど、時に流されて存在を忘れていた。

その後、流れてきたたまごま氏のエキサイトレビューで

「サブカルっぽいがアオハルより若くない」
「あえていうならコミックキューに近い」

みたいな言をみかけ、「なにそれ気になる」が昂ぶった状態で本屋に立ち寄る機会があったので即購入。

確かにアオハルとは一線を画する「マンガ」っぽさに充ち満ちており、オッサン向けの編集意図を感じる。
けど「キュー」ほど読者を突き放してないというか、オサレすぎでもなく、大物感も漂わない親しみやすいマンガ雑誌だった。

でもレベルは超高いです。
基本的に面白いマンガしか載っていない。
この密度を感じさせない「当たり前のアタリ」感はすごい。逆につまらんマンガの方が「当たった!」感じがする。(当たり屋に当てられたレベルで)


特に印象に残ったのはうさくん、道満、花津ハナヨ

道満はBL設定がデフォになってきているのですか。
花津ハナヨはちゃんと読んだのは初めての作家?だと思うんだけど、扱っているネタの微妙さ、ツッコミどころも含めて味わい深いものがある。週刊青年誌連載をうまくまとめたような。


大事なことなのでもう一回言うが、他の作品もほとんどが面白かった。
次号があったら買います〜。

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