極道すきやき
そういうメニューがあるのです。
宇野千代先生が料亭のご主人*1に家庭料理のレシピとして伝授されたという極道なすきやきです。
レシピはこちら↓の本に掲載されていますが、インターネット上に写真ごと転載されているので買わなくても作ることは可能です。(極道ですね)
- 作者: 宇野千代
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1994/12/15
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 4回
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円城塔もクレア掲載の食レポマンガで人生の最後に食べたい料理に上げています。
http://crea.bunshun.jp/articles/-/9903crea.bunshun.jp
※リンク先では前3回分までが読めます。
- 作者: オカヤイヅミ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/02/27
- メディア: 単行本
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作りましょう。
- いい牛肉
- ブランデー
- 割りした
- 卵黄
これらを使って下ごしらえをします。
肉です。
本来は100グラム三千円の肉を使うものらしいですが、わたしは庶民なので千円くらいが身の丈です。
これにブランデーをかけます。
コニャックとかブランデーとか呼ばれる種類の酒です。
宇野千代先生曰く「ブランデーはナポレオンレベルのもの」らしいのですが、ナポレオンは瓶が大きすぎて余らせそうなので選びませんでした。
- 出版社/メーカー: 木下インターナショナル
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- 出版社/メーカー: ヘネシー
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たぶん似たようなもの。
ブランデーをかけました。
とても酒臭い。
すき焼き用のわりしたです。
ストレートタイプ*2。
「わりしたは濃い目がいいです(そんなに拘らなくてもよい)」と書かれていたのでそのまま使いましたが、結論からするともう少し濃くすべきでした。
美味しいものを食べようというときに手間を惜しんではいけない。
/どぼどぼ\
かけました。
卵黄です。
これは結論からすると少し少なかった気がします。
卵黄を絡めました。
事前にブランデーとわりしたの余分を捨てていますが、それでも溶けてしまっている。
染みこませるため、このまま時間をおきます。
〜時間〜
焼く準備をします。
ごま油。
本当は白がよい。そしてごま油は結構、味を左右する要素でした。
そしてフライパン。
フライパンはテフロン加工推奨です。
焼いていますよ。じゅわ〜〜〜。
じゅわじゅわ。
温度は適当に中火〜トロ火です。
焼き上がりました。
ネット上にレポ上げてる人がみんな言ってますがピカタですね。
実際に作って食べてみての感想ですが。
- 胃に溜まるので、本当に量が食えない。小食な人は一枚がやっとでは。
- あまり漬け置かない方がいいかも。今回の場合はブランデーが濃かった。卵黄の量や焼き加減にもよりそう。
- わりしたは濃い方がよい。
- レポートで大絶賛されていない理由が理解できる感じの味。コツがあるのかもしれない。
- 口にしている時のインパクトは超絶なのに記憶に残らない味。
- 味ではなく物質を食しているという実感があった。
- もっと味濃くして米で食いたい。
- ぼくはまだ、真の極道すきやきに出会っていない気がする。
今度、集団で食する予定なので、事前に実験してみた記録でした。おわり。
※追記
やりました。
kamanobe.hatenablog.com