書き忘れてましたが観てました。
ロボット本格SFアニメ『ゼーガペイン』の10周年記念作品、TV版総集編+αな作品です。
新宿のGレコ先行上映をやったのと同じ館で見ました。サンライズはいつもここを使ってんのかな。先月の28日までなのでもう終わってます。
総合ロビーに舞浜のイベントでも見たアルティールや浴衣の三人組の立ち看板というか、等身大カットアウトやPV上映のモニターなどがあった。最終日?のイベントで貰えるチャンスがあったらしいけど、あんな大物はよほど部屋が大きくないと持て余しそうだ。
内容は予想通り、あの人とあの人のストーリーがメインでした。円盤待ちの人もいると思うのでネタバレは一応控えますが、原作テレビ版で(意図的にしろ)描ききれなかった部分が増補されています。
一部の戦闘シーンの 3D CG アクションが最高に格好良かったので、いいもん観たなという気分になりました。
「未来の記憶」というギミックは量子力学ネタでは便利に使われがちですが、さすがにゼーガは上手いことまとめています。キョウちゃん最後の最後までイケメンすぎる。
イェルは化粧がケバいせいで忘れられがちだが、もう存在そのものが大変に儚くて、テレビシリーズの最終回を思い起こすと胸が一杯になる。永遠の青春なんて切さの代名詞かよという感じだが、そりゃもう目と胸が潰れかかるほどに美しいわな……。
キョウちゃんの初恋の先輩がわざわざあんな濃い設定を背負って登場した癖に即効で退場するのは、イェルがミサキ・シズノそのものだったという事実を伝えるためだけにいるからだと思います。閉じられた系の中で完結する恋人たちの話。
大切なものがみな幻になり、それらがすべて剥ぎ取られていってしまっても、新しいものがどこかで生み出され、それと巡り会って生まれるものがある。彼女はキョウちゃんの絶望と希望の象徴なんだよ。
もらった色紙とクルセイドのスペシャルカード。色紙は何種類かあるので、上映中は何回もリピートして集めてね!ということだと思う。
今川『ジャイアント・ロボ』のファンなのでデフォルトで山下明彦大好きマンなんですが*1、今でもジブリが抜けた絵も描けるんだなとありがたく拝領する思いです。でも色紙の絵は、みんなやけに怖い顔というか悪い顔してる……。
生粋のオタクばかりしかいない空間で居心地はよかったですが、案外カップル率が高かった。あとこれが初見の人もちょこちょこいましたね。上映後のエスカレーターで連れに熱心な解説している人の姿をよく見ました。
わけわっかんねーところが多かったのでオーディオコメンタリーがとても楽しみです。
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今期のアニメの話
今期は当たりが多すぎじゃないですか?!というくらい面白いアニメが多くてすごい困る。HDもバンチャもAmazonプレミアムもHuluもニコニコ動画もフル可動という感じです。
今のところの感想
- 滅茶苦茶面白くて好き嫌いの域を超えている
- 三月のライオン
- ユーフォニアム二期
- かなり好き
- 競女!!!!!!!!
- ドリフターズ
- 船を編む
- 良い
- ジョジョ4部
- ユーリ!
- 見ている
- そのうち絶対見るけど今は見ていない
- 終末のイゼッタ
- フリフラ
- 見てない
- ド嬢。
- 乱歩
- 花丸
数えると毎週9本も見ている……これは近年にない本数であり、また個人に限定的なものではなく秋アニメ全体がかつてない豊作だという事実があります。
なんか放映止まっちゃってるアニメとかもあるけど……。
『三月のライオン』と『ユーフォニアム二期』
普通にアニメ作品として傑作の域なので、とりあえず見てから好きか嫌いかを判断すればいいというレベル。どちらも癖の強い制作会社ですが、完成度という意味で一定の閾値を超えているので、「シャフト」「京アニ」というイメージは一端横に置いて見られることをオススメします。特に『三月』は羽海野チカの原作との融合を見事に果たして一歩上の映像作品へと昇華されていて見事です。期待以上のものが出てきた!っていう純粋で新鮮な喜びがある。
『競女』
カブトボーグ枠と見せかけて熱血体育会系アニメとしてとても出来が良い。プールに浮かんだ島で水着姿の女の子たちが尻と胸で押しくらまんじゅうするというバカ競技アニメです。頭も体も健全でとてもいいんだ……。カップリングとしては主人公と宮田ちゃん。キャラとしては尻ギロチンさんが好きです。
『タイガーマスクW』
上記と似たようなポジションだがボーグ的な味わいに加えてプロレスとブシロードによるメタレベルの文脈が染み入る深みのある作品に仕上がっているスルメタイプ。あとEDが馬越一人作画でめっちゃ格好いい。
『ドリフ』
3話まで完璧だったが4話で絵が一気に力尽きて止め絵ばっかになり、とても心配だけどメリハリをつけてるだけだといいなという感じ。声優中村(のミスマッチな配役)があんまり好きじゃないんですけど、この中村はいいですね。もっと汚い声を出す中村になるといい。
『ユーリ!』
一話の平松が最高。最高。『寄生獣』の残り香がする……平松の黒髪主人公はイイネ!
一話の奇蹟の作画が二回くらいは再来してもいいはず!ということを信じて見続けていますが、演出が普通にいいので男性のお色気過剰な『YAWARA!』だと思えば楽しめます。円盤はヘタレ部分には修正が入るのだろうか。別に少しくらい絵がヘタレててもリズムがあってて適切な形で動いてるだけでめっけもんでしょという主義なんですが、この作品は監督の求めている最終形態が1話の時点で提示されているので、本当のユーリはこんなもんじゃないんだろうな……という目で眺めてしまう。
kamanobe.hatenablog.com
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『魔法少女育成計画』
原作既読のよしみでラ・ピュセル目当てに見てます。(後は最終回だけでいいかな的な)
「少女への変身願望を持つシスヘテ男子」という私がこの世で一番愛好する概念が登場するので、同好の士はチェックして損しないと思います。今のところとてもとてもかわいい。これは実質的なまどさやです。
『終末のイゼッタ』
いい百合でストーリーもしっかりあるらしいので、いつかじっくり見ます。録画してないのでバンチャ経由。
『ド嬢。』『乱歩』
無理でした。
*1:『ワンダープロジェクト』も大好き。