劇場版マジェスティックプリンス-覚醒の遺伝子-
MJP 映画、先週末観てきました。
Twitter にも書きましたが、出口調査のチケットぴあのお姉さんに「百点☺💞」と満面に笑みで答えてしまうハッピーな映画でしたね。お兄ちゃんもスルガもタマキもケイもアンジュもイズルもリンリンも山田ちゃんも、ブルー1〜マゼンダ10、その他大勢の皆さんまで全員百点満点だよ……!
というわけで、軽いネタバレ含む感想です。長文上等なので読みにくいこと限りなし。キモオタ特有の早口言葉で脳内音声再現してみてください。
TV放映からエピソードを引き継いだ劇場版となると、残された謎やら遺恨やらを整理して新たな境地を開拓などとスタッフも野望を抱きがちだと思うのですが、製作予算の兼ね合いかわかりませんがTVのテイストを継続、さらに大盛りに盛った基調路線でガッチリ固めた安定の出来栄えに玄人の技を感じました。
TV版の1話からずっとそうなんですけど手堅いんですよね、この作品。アッサリに見えて実に手応えのある造りをしている。表向きはとてもシンプルなんだけど全部裏打ちがあってやってるのが伝わってくる、玄人向けのアニメでありつつ、マイルドな口当たりで初心者にもやさしい。
今回の場合、全てのキャラに見せ場を作っているのに皺寄せを食ったキャラが見当たらないというあたりに顕著。人気のある受け入れよ叔父さんは出てきませんが、話の流れとして出てくる方が不自然という説得力のあるストーリーを前提に組めること自体が力量の現れです。
明確な主人公はアサギですが、彼一人だけに重点を置かず全員に的確なエピソードを担わせている。ザンネン5は言うに及ばず、クルーはケーキの作り方を教え、俳句を読み、美少女イラストを書き、プロテインであり、アサギのピンチに涙し、潰シューは華麗にピンチを助けるが無視され、ドーベルマン先輩はベッタベッタな引き継ぎネタと偽フラグを建築し、アマネは仕事をし、オペレーターたちは仕事をこなしながら意外な一面を披露し、父ちゃんは心配なものだから病室に足を運び、お母ちゃんはヒロインレベルを上げ、リンリンはイズルを叱る。…………完璧かよ。
これらのエピソードを一つのストーリーに組み入れ、テンポの良いギャグ、時にシリアスとして仕上げる職人技……!いやーもう、本当にありがとうございます💮
お兄ちゃんは主人公なので見せ場を沢山もらいつつ、どうにも抜けた部分を残してるところがアサギらしくて本当に愛おしいですね。W0ブラストオフ!→ドスコイ発進→の流れは本当にダメだったよ……。最後は裸一貫で脱出するのにイズルを信用しきってるのが見えるのもいい兄弟愛でした。〆は握手じゃなくてイズルな頭を撫でてくれてもよかった。そうはならないのがアサギだよな…。
スルガとタマキの下の兄弟コンビは安定感があるけど、特に今回のスルガは恰好よすぎてもうありがとうありがとうありがとう!仕事人っぷりに磨きがかかってたまりません。歌伴入りつつの自然な覚醒から長距離射撃「外す気がしない」のセリフが頼りがいがあって死ぬほど格好いい……!覚醒ローズスリーとタッグを組みつつ、ラスボスも仕留めるのはスルガ!っていうのがさあ、ロマンあるよね……いい……。
タマキは胸を揉みあっているときの「へにゃ〜〜( ◜ω◝ )」なやりとりがシュールかつ可愛くてたいへんに好きです。百合……ありですね……。何かもうかわいいかわいい。ケイはなんかもうケイキが発光しているのを見た瞬間に Cookie Cracker を連想しましたが、ババア・アポカリプスかくやという仕事っぷりで、BGMも外しませんでしたね!ヒロインらしいことは健気に待つ姿やラストの笑顔くらいしかやらせてもらえてないけど、そこも含めてのラビッツの長女だからね!充分!かわいい!!
イズルはヒーローすぎて宝ですが、相葉の「お兄ちゃん!」呼びは何回聞いても力が抜ける。可愛い。全篇においてニヤニヤ動画です。チームラビッツ可愛い……視聴者のことを「保護者」と呼び始めたのは2chの専スレでしたが、返す返すも適切すぎる呼び名だ。パンフレットでも「三年ぶりにチームラビッツを保護者の皆さんの前にお出しすることになり」と語っている人がいてフフッとなりました。もー、みんな可愛いよ〜。
そして何を置いてもアンジュですね!今回は一人だけあぶれさせないぞ!という気合いを感じました。有能なフォワードとしても頼りになりますが、あの天丼演出がすごいよかった。お前もチームラビッツの一員だよ!!!大好き!!!
ラストバトルに劇場版新曲ではなく「心はひとつじゃない」を持ってくるのが、本当にスタッフはよくわかっている!と感動しました。そうなんだよ、これが欲しかったんだよ。ラビッツは5人でひとつなんだなというチーム戦。お互いに足りないところを補い合いながらの戦いというのが燃えます。ドロッドロのラベンダー畑の決闘再び!最の高。
ともあれマジェプリの本分はロボットアクションですが、これも最高でした。画面が大きい分、TVモニターよりも何が起こっているか把握しやすいですし、これを観るためだけに1800円を出す価値は十二分です。各ロボの覚醒という見せ場をきっちり用意するあたりが見栄切りを重視するMJPらしさか。魅せられた✨️✨️
ただ緩急のある展開も悪くないんですが、個人的に人型ロボット兵器が人間っぽい動きをするのは好きではないので、覚醒B1はもちろん超絶格好良かったんですけど同時に微妙な気持ちにもなりました。ゆらり……からの疾走の流れは、なんかギャグっぽい……ニンジャかな?あとカメラをグルッと大回しにする3D特有のカメラワークもゲームの必殺技バンクっぽい感じであんまり好きじゃないんですけど、これは単なる好みですね。ファフナーの時は背景のマッチングが上手かったし、ファフナー演出の色として受け止めていたんだけど、マジェプリでも同じ演出されちゃうと、ん?これはオレンジの個性なのかな?と受け取らざるを得ない。そうなのか……。
超速バトルすっげー好きなんで今回は控えめだったのがザンネンでしたが、あれは緑川レベルの強敵と覚醒イズルが揃わないと発動しないのですね。わかりました。二期やりましょう!!!後輩組も不完全燃焼ですし!!!
このままいくらでも書き続けられそうできりがないので、ここらで止めます。
取りあえず、ドラマCD第二弾とアクションシーンのために来週も劇場に行かなくては。(義務)
二日目(土曜)の新宿初回に行ったけど先行販売の Blu-ray はとっくに売り切れていたよ……。ケレス大戦仕様 G4 Amazon に在庫ある!のでポチりました。予約忘れてた。…… B1 は?
R5 も高難易度の評判に怯えて未開封なので、これを機に組み上げたい。
■追記
GOLD FOUR!注文日中に届いたが相変わらず箱でけえ……。