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紙と皿のあいだ

本の感想とドールや猫の写真とか

2011年俺様読書ランキング

今さらながら2011年の読書ランキングでも作ろうかな〜と思っていた折、はてブロの一般公開が始まっていたので早速登録。
ブクログで作成した書影リンクを貼り付けたところ、編集窓を開いた途端Chromeが固まり、にっちもさっちも行かなくなったあたりはβ版だから、うん、仕方ないね。


そんなわけで面白かった本を書き留めて置こうという備忘録です。

つーか、はてな記法はデフォルトで使えるのだろうか。
タグ付けるのどうやんの?
いろいろ不明なので、ブクログのブログ用書き出しhtmlを貼り付けておいて、装飾は後で付け加えようと思います。
とりあえず列挙。

小説

2011年に読んだ中でダントツトップ。
アメリカのドミニカ移民のオタク少年の冴えない青春で幕を開ける物語。
マジックリアリズムとオタク知識が爆発したニコルソン・ベイカー並みの注釈が融合。わけがわからないまま圧倒され読み進めていくと、やがて立ち現れてくる一族の悲劇。
仏文「素粒子」あたりとは、「非モテは国境を越える」ってフレーズで無理矢理繋げられそう。
すっげー面白かったので、あらすじを忘れた4年後くらいにまた読み返そうと思います。


隠れた幻想文学傑作。
文庫化の機会がなければ手に取らなかったであろう作品のひとつなので、創元の編集さんには大感謝。
巻末の作者インタビューが大変面白いので単行本版の読者も目を通すが吉。


お兄ちゃん萌え。


超おもしろかった雑誌。エキサイティングな読書体験をありがとう。
電子書籍で復活するって信じてます。


ライトノベル

オールタイムベスト級の傑作百合小説。
主人公とヒロインを繋ぐ線が「経済」という点がまた特異。
メタ構造に落とし込まれたラブストーリー。思索的かつ哲学。
この小説について考えるだけで、ちょっとどうにかしちゃうくらい好きなんですが、真面目に語ろうとすると言葉が足りない。コメント欄が狭すぎる。
「ラノベ枠をはみ出している」作品のひとつです。


なにはともあれタイトル。
内容はゾンビまみれになった江戸からスパイとして放たれた(目的があったような気もするがすでに忘れた)芭蕉先生に男の娘の曾良くんが付き従うというBL……?なのか……?確実に対象読者は女性ではない。
ゾンビの肉片にまみれながらも一句詠むことは欠かさない芭蕉先生超かっこいい!
と、思わず秘宝ノリになってしまう化け物のようなラノベでした。
個人的にすげえ好きなので、スマッシュ文庫はぜひとも懲りずに続編を刊行していただきたい。


新興宗教の教祖を父に持つ事実を、周囲に隠しながら生活を送る少年が主人公。
ライトノベルの中では、地味な設定とキャラクタであるにも関わらず、読み心地はとてもビビッド。
鋭い切っ先を読者に向けているけれど、けして荒削りではなく端正な小説。
作家買いを心に決めたラノベ作家の一人。
青春の痛々しさを求める人にオススメ。


ラノベ枠に収めるのが勿体ない怪作。
オススメ対象は田中啓文の読者あたりだろうか。
「よいこの君主論」著者の小説。


知ってる人は知っている。コアなファンを持つ作家の待望の新作。
クローン人間の生成が技術的に可能になった世界で、その倫理を問う、少年少女のラブストーリー。
困ったことに、公式サイトでこの作品の丸々全文章が無期限公開されているので、気になるならば読みに行ってファンになってしまえばいいのですよ。
元々のファンはお金を払って書籍を買いましょう。相変わらず繊細な感情のさざめきが満ちた文章が心ゆくまで味わえますから。
シライシユウコのイラストもすばらしい。


近未来学園都市の青春を描いたSFジュヴナイル小説。
これはシリーズで全体で評価。
地に足の付いた落ち着いた文章といい、個性的で魅力がありつつリアリティを合わせ持ったキャラクタ造形といい、デビュー作とは思えない秀逸さ。
今後のシリーズにも期待が高まる。


マンガ

炸裂するガイナックス臭!
近未来へのノスタルジーとSFガジェット愛を満たしてくれる、まさに時空を超えた愛の物語。
もー、物語的にも絵作り的にもいろいろツボを突いてきてくれてたまらない。
トイレに設置して毎日違うコマをひとつずつ堪能している。


正常な人間とは逆に、年々若返っていく体質の「真弓さん」の人生を描いた表題作と、その他の短編を収録した第2作品集。
西村ツチカの天才っぷりが余すところなく堪能できる。
本当に絵が上手い。話も面白いけど、この目の中に感触が波になって伝わってくるような線は本当に素晴らしい。
今一番、リアルタイムで追いかけたい作家の一人。


限定版で購入して大正解だった。
特典冊子の「ゴーストライター」の出来が素晴らしい。

タイトルのネタ元にピピッと来たら読んでみて欲しいです。
ガーリィSFの粋がここにある。
ますむらひろしが好きな人とかにもおすすめかもしれない、けれど、受けるニュアンスは割と異なるかな。



感想を書いてたはずなのに消えた!
作者サイト→ http://nisiniha.sakura.ne.jp/


少年が女装してAKBに加入するという、色物アイドルマンガの皮を被った熱血スポ根マンガ。
「女の子が頑張る姿を見ているだけで胸が高まるよね!」というメッセージに充ち満ちた名作に成長しつつあるので、絵柄が好きだったら読んで損ないです。


能町 みね子,竹内 佐千子,西野 とおる,かずあき
ブックマン社
発売日:2010-11-10

タイトルの通り、セクシャリティのこんがらがる座談会&それぞれのマンガが収録されている本。
著者の誰かを知っていれば満足できる内容かと思う。
正直、飛び抜けて「面白い!」ってものではないんだけれど、こういうどうということのない本が積み重なって世情は流動していくのだろうなぁと思った。